謎解きイベントまとめ第33回はこちらのイベント。
基本情報
前回の「絶望ツインタワーホテルからの脱出」に引き続き、オンライン脱出ゲームです。
2020年5月頃、日本が新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う「緊急事態宣言」なるもので異様な雰囲気に晒され、リアル店舗の休業を余儀なくされていたSCRAPさんが、その逆境を打破するために制作されたSCRAPさんにおけるオンライン脱出ゲームの元祖とでもいうべき作品ですね。
ちなみに、これまでに遊んだオンラインの脱出ゲームについてはこちらをどうぞ。
人数制限は特になく、1人でもプレイ可能です。
ただ、公式サイトに「推奨プレイ人数は2~3人」とあるとおり、複数人でのプレイの方がワイワイやれるし、小謎を分担できるし、オススメです。
ただ、4人以上だと手持ち無沙汰になる人が出てくる可能性があるので、公式サイトの推奨どおり3人くらいがベストなのではないかと思いましたね。
僕は大学時代の友人2人(以前、「3人で読む推理小説 スカイホープ最後の飛行」を一緒にプレイした面々)とZoomでビデオ通話を繋いでプレイしました。
難易度
難易度は比較的易しめの部類に入るかなと思います。
大きく詰まるところはなく、だいたい2時間半程度で脱出できました。
パズルや暗号といった謎解き要素はそれほど多くなく、情報を整理して答えを導き出す推理力を問われる謎が多かったですね。
最後の大謎は少し難しかったのですが、友人が何となく口にした情報が「あれ? もしかしたら、それって結構重要なのでは?」というヒラメキに繋がり、答えに辿り着くことができました。
それまでに出ていた情報が線で繋がって、最後の大謎を解くための道筋が導けたときの快感はまさに「リアル脱出ゲーム」そのものでした。
でも、正しい答えに辿り着く前に一度誤った答えを入力してしまったので、実際のリアル脱出ゲームだったらそこで「脱出失敗…」となってしまっていたかもしれません。
なお、本編クリア後には「隠された謎」に挑戦できるのですが、午前3時近い深夜だったからか(ただの言い訳)、全然ひらめかなくて、こちらはヒントをがっつり見てしまいました。
ストーリー・没入度
自分自身も村の一員として一人称視点でZoom会議を模した村人会議に参加し、情報を入手・整理していくことになるため、没入感は高かったです。
ネタバレになるので詳細は書けないのですが、途中「自分だからできていた(自分にしかできていなかった)こと」に気付くポイントがあり、これはうまいなと思いましたね。
ストーリーに関しても、序盤こそ動きがあまりなく、ややもすると少しだれてしまいそうな展開だったのですが、中盤から終盤にかけては怒濤の展開となっており、非常に面白かったです。
また、この作品は最初に書いたとおり、新型コロナウィルス感染拡大防止のための外出自粛が叫ばれていた2020年5月頃に制作されたものであり、ゲーム上でも「人狼と出くわさないように夜の外出は控えるように」という設定が入れられています。
こうした現実世界とリンクさせる仕掛けも没入感を高めてくれる一要素ですね。
それから1年経った今(2021年5月)でもほとんど当時と社会情勢が変わっていないのが何とも虚しいですが……。
オススメ度
場所や時間にとらわれずにプレイできますし、これはぜひ多くの人にオススメしたい作品ですね。
まとめ
というわけで、今回は「封鎖された人狼村からの脱出」の体験レビューでした。
最後にポイントをまとめておきたいと思います。
- 1人でも複数人でもプレイ可能(個人的なオススメは3人)
- 難易度は比較的易しめ
- パズルや暗号といった謎解き要素は少なめで、情報を整理して答えを導く推理力が求められる
- ただし、最後の大謎は推理力だけではなく、発想力・ヒラメキも必要になる
- 中盤以降は驚くストーリー展開が待っている
- とにかく万人にオススメ
それでは、また!
他にもいろいろな謎解きイベントのレビュー記事を書いています!
もしご興味があれば、他の謎解きイベントレビュー記事も読んでいただけると感謝感激です!
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