謎解きイベントまとめ第35回はこちらのイベント。
基本情報
「世界初! 自宅に届く証拠品を元に、あなたが真相を解明するリアル脱出ゲーム。」と銘打たれていますが、要は自宅に「証拠品」という名の謎解きキットが届いて、それらを使って謎解きをするというものです。
自宅に謎解きキットが届くというのは別に珍しいものでもないので、物は言い様だなと思います(笑)
本来のプレイ可能期間(店舗でのキット販売開始およびオンラインショップ購入の場合の発送開始)は10/3(日)からなのですが、「オンラインリアル脱出ゲームサマーフェス」でチケット(シングルチケット以外)を購入した人は先行ゲットしてプレイできるようになっていました。
ということで、僕はこのサマフェスチケットで先行プレイさせてもらいました。
難易度
そこまで難しいものはなく、易しめの謎でした。
だいたい2~3時間程度でクリアできるボリューム&難易度かなと思います。
まったりと謎解きも楽しみつつ、ストーリーも楽しみたいという人には向いていますが、ガッツリ高難易度の謎を解きたいという人には物足りなさがあると思います。
ちなみに、僕はどちらかというと難易度よりもストーリー性重視なのですが、そんな僕でも物足りない感じは少しありました。
ストーリー・没入度
このゲームでは「忘れ物探偵」という、現場の忘れ物をもとに自室で事件を推理する主人公(要は安楽椅子探偵)の目線で話が進んでいきます。自分自身は部屋から動かないので、秘書の森さんというお姉さんをこき使ってに指示を出しながら真相に迫ります。
自分自身を除いてすべてのキャラクターにボイスが入っていて、フルボイスのノベルゲームをプレイしているような感覚で楽しむことができました。
また、謎解きキット、もとい証拠品は実際に現実世界でも利用するようなものが元になっていたり、現実世界のSNSを使って手がかりを見つける必要がある箇所もあったりして、それらの要素が実際に起こった事件を追っているような没入感を与えてくれます。
ただ、本編クリア後にプレイできるおまけ謎(のストーリー)は蛇足だったと思います。
というのも、本編がわりとシリアスな内容だったのに対して、おまけ謎の内容がコメディに寄りすぎていて、本編の感動が薄れてしまったんですよね。
あの内容だったら、はっきり言って、おまけ謎自体なかった方がよかったです。
オススメ度
世界初かどうかはさておき、証拠品を模した謎解きキットを元に事件の真相に迫っていくというプレイスタイルは面白かったですね。
また、進めていくほどに先が気になるストーリーになっていて、謎そのものの難易度を重視せず「エモい謎解き」を楽しみたい人(例えば、SCRAPのきださんが制作に関わった作品が好きだというような人)にはオススメできます。しかし、先も書いたとおり、ストーリー性よりも謎の難易度を求める人には物足りなさがあると思うのであまりオススメできないかなと思います。
あと、「Go To イベントキャンペーン適用価格:2,400円(税込)、通常価格: 3,000円(税込)」という価格については、ストーリーの良さを踏まえてもちょっと割高かなと思ってしまうところがあるのも正直なところですね……。
好評であれば恐らく次回作も出る(シリーズ化される)のでは、と思いますが、そのときにも同じような価格帯で販売されるとしたら、また購入してプレイしたいかと言われると「うーん、どうだろ」という感じです。
まとめ
というわけで、今回は「忘れ物探偵と消えた少女」の体験レビューでした。
最後にポイントをまとめておきたいと思います。
- 謎の難易度は易しめで、高難易度を求める人には物足りない
- 没入感を高める仕掛けがあり、エモいストーリーに浸かることができる
- おまけ謎のストーリー、おめぇは駄目だ
それでは、また!
他にもいろいろな謎解きイベントのレビュー記事を書いています!
もしご興味があれば、他の謎解きイベントレビュー記事も読んでいただけると感謝感激です!
コメント